Baldo & Beate

(雫に打たれる筈のない魔法使いの濡れ姿にぎょっと目を剥いた人々が次々タオルを差し出してくるのを笑顔で断り続け、目的の人物を発見したバルドはしぃと唇の前にに指を立てて周囲に沈黙を促す。足音もなく背後から忍び寄った少年は、明るく彼を呼んでその背に飛び付いた。)ウァーリスさぁま!(ノースウィンド領土の主、今代の当主を甘い声で呼ばわった真白はその背へ強く頬を一度押し付けてから背後より彼のかんばせを覗き込む。その表情を映しこんだ途端に赤い赤いまなこがまあるく見開いて――純白の眉がへにゃりと情けなく下がった。)
└この一連の行動が可愛すぎる!

「………………王なんて、きらい。」
└とっても頭に残りました。


Emmanuel & Philomele

[NOTE]

あなたは私の何なのですか……!?
└この瞬間エマニュエルさんがまさかのギャグ要因であったことに気がつかされました(笑)
└日誌で安倍さまもピックアップされていた記憶があるのですが、エマさまのこういう反応がたまらなく好きで困らせたい欲求にたびたび駆られていました。

もっぐら もっぐら おっめめっは どっこだっ
└この語呂の良さとフレーズの覚えやすさ!口ずさまずにはいられない!

あのね 子どもだけで森に入ったら
こわーいばけものが 子どもをほったらかしにしちゃうおとなの皮を はぎにくるんだって
シェノンをひとりで森にいかせたら お兄さんがたいへんねっ

└フィロメルくん……どこでそんな話を…。フィロメルくんがいうと本当に起こりそうで恐ろしい…

フィロメル…………
└このたった一言で感情と表情を表現出来てしまいエマニュエルさんがほんと素晴らしいですよね。

ゆびっ ゆび おやゆび こゆびっ みんなげんきに なっあっれっ
おみまいの歌だよっ

└おみまいの歌…………たまらなく天使…………。

ぼくはなに ぼくはだれ ふふふふふふふふ 領主さま領主さま領主さま
└この狂気めいた感じにゾッとさせられました…。

[LETTER]

(山犬の大きな身体をブラシで梳かすのは、なかなか大仕事である。両手でないと持てない大きさのブラシで親愛なる友人の身体を撫ぜながら、軽やかな足音を聞いた魔法使いは少年を振り返った。冬の季節だというのに額を拭ったのは、うっすらと汗をかいていたからだった。常は青白い面に今はうっすらと赤みがさして、いちおう生きているんだなという事実を伝えているだろう。)
└エマさまのこういう“ちゃんと生きてます”ロールが大好きなのですが、ここでの様子はとりわけかわいくて愛おしかったです。

帰りはもちろん雪の上を手を繋ぎながら歩いて。帰ったあと、少し無理をしてしまったらしいエマニュエルは翌日の遅くまで寝込むことになったが、それはまた別のお話。)
└スコーンとのお別れを気遣って雪遊びに誘ってくださるエマさまのやさしさからのこのオチが…本当になんていとおしいかたなんでしょう…。

[FREE]

とってもきれいながだよっ。羽がこういう色で、体がふわふわしてて、こんなかたち。(両手の人差し指で自身の瞳を示したのちは、羽根に見立てた掌を胸の前で並べて動かす。青年であればもっと分かりやすい説明をしてくれただろうに、自身から話すとなると小夜啼鳥のさえずりにはどうも語彙が足らぬようだった。)
└幼いながらの仕草がひときわかわいいです。

……だいじょうぶだよっ、すわって待ってて。(炊事場へ向かおうとした両足は、少年が傍らに並び立ったことで一度止まる。少年の手伝いを断らせるのはもてなしの心であるはずなのに、その口調はきっぱりとしたものだったろう。――本人たちには知れぬこととはいえ、そうしたやり取りは記憶を失う以前のそれと非常によく似ていた。)
└奴隷時代の名残りが見える様子が、記憶を失っていても消えぬ関係性を露見させるようで心臓が掴まれる心地でした。フィロメルくんは多彩な表情を描くのがお上手で、この場面で深く斯様に感じるに至りました。


Mathis & Chainon

[ZERO]
ペアアンケートの辺りで首を絞めたやも知れない、本編が始まってから領主さまに近しい魔法使いさまから零れてくる領主さまの様子にほぼ確信を抱いていたのですが「友人との仕事の入れ替わり」がまずユイの首を絞めていた気がします。此方の情景を描かせていただきましたのは、自己PRのシチュエーション的にやさしさを描く事が難しいかなあと思い、友人想いで在ることを強調したくて単純に入れ替わったのですけれど。それがユイの命を危ぶむなんて思いもせず、本編開始当初からああだこうだと頭を悩ませておりましたね。

[NOTE]
チビちゃんが受け取ってくれるってんなら任せちゃおっかなー、ちゃあんと出来たらいいこいいこって頭くらい撫でてやるよ。
└始まって二日目でこの温情をいただき、わあいと諸手を挙げて喜んでおりました…笑 今後マティシェノの日常に回覧板を受け取っておいて帰宅したマティスさんに頭を撫でて貰っていたシェノンがいるのかな、と思うと頬が緩んで仕方が御座いません。

何かいるのって…おチビちゃんってば、なに、気付いてなかったの?毎日隣で寝てる癖に〜、…俺の可愛い蛇ちゃんと、さ。
└隣で寝ているとは思いませんでした…エーヌくん…。

そ、俺のベッドのおともだち。噛み付く……どーだろうな、少なくとも俺には噛み付かねえよ?ただちょーっと嫉妬深いとこもあるから、用心しといた方が身のためかもね。
└噛み付かれるかな丸のみされるかな!? とどきどきしていたのですが、結局マティスさんの命令のみ…でしたね。エーヌくんはシェノンのことを想ってくださる面もうかがえて、だいすきです。

も 、ちょー腰痛い……
└憚らないお兄さんが好きでした。

そーれーにー!口なんて裂けたらお仕事出来なくなっちゃうっつーのー。
└話術と云う意味なら困るかな、と思いつつ別の意味なら口が裂けても…なんて思わない訳でもありませんでした、なんて。

おチビちゃんも俺のことじいさんとか言っちゃうわけ?ふーん。へー。そんな周りにすぐに流されちゃうような子とはもー口聞いてやんなーい。

しーらない っと。


(腰に泣きじゃくる少年を引っ付けたままにも関わらず綴る文字には何の乱れもない。しれっと字を書き記した魔法使いを見る黒猫の眼はそれはそれは冷たいものであったけれど気付いた所で我関せず。少年の涙が涸れたであろう頃に漸く「…次はねーよ?」とその頭を撫でるような力加減でぽん、と叩いて薄く笑うのだった。)
└興味本位で尋ねてみただけなのですが…、あんなことに発展するとは露にも思わず、シェノンの泣き虫が発揮出来てとても楽しませていただきました。そしてこのマティスさんの意地悪っぷりにPLは魅了され、骨抜きにされておりました。お兄さん大好きです…。

仲良しはともかく、きれーなもんは好きよ、俺。だからこの絵は すき。
└絵は、と強調しながらもすきと仰ってくださったことにこころを温めておりました。

仲良く、ねえ…俺の好感度は上げんのタイヘンよ?
└がんがん上がっていた由は何だったのでしょうか…、とベストシーン抜き出しの最中に見て思い至りました。利己的に生きるマティスさんの性が見て取れる一言ですよね。

なになにおチビちゃん、やっと出てく気になったの?つか俺の許可なんていらないっしょ、好きにしなよ。なんならエマさんとこでずっと世話になっちゃえば?子供もいるしそっちのが楽しいんじゃねーの。

あっそ。…………帰り道も知らない癖によく言えるよねー。ま、どーでもいいけど。つか俺がガキんちょ相手にやきもちなんて妬くわけねーっしょ。

└シェノンがマティスさんに対して反抗的な想いを懐くことがあるなんて想像にもつかず、レスを打ちながら吃驚していたのですが…奴隷の記憶を失くし、マティスさんに信愛を捧げ、そして甘えたがりの少年として生き生きと羽を伸ばしているなあ、と思い至った場面を挙げさせていただきます。

(使い魔は魔法使いの家に至るまでの帰り道を知っている。少年が尋ねれば地面を這い、彼を魔法使いの家まで導くだろう。それは使い魔の好意か、或いは誰かの言い付けであったからかは、わからないが。)
└どちらにしても嬉しいですし優しいなあと、にまにましておりました。

はーいはい、ざんねんでした。……じゃ、火付けてやるから今度作って。すっげー甘いやつ!
└かわいいです。

雪とかマジ!?あーもー…寒いのちょー苦手なのに…!今夜はおチビちゃん手離せないかも……早く寝よ、すっげえ眠い…。
└子ども体温でぬくぬくですよですからぜひ懐炉としてお使いください、お兄さんといっしょに眠れるなら本望ですしぎゅうっとしてくれるのなら猶嬉しいです、笑

ほんっっと寒すぎ!!家から出たくなくなるっつーのー…もー…暖炉欲しい……あ、人肌でもいーや。
…おチビちゃんがもうちょっと大きかったら丁度よかったんだけどなぁ…。
└大きくなりますから……。なりますから、…お願いします……。

あー…なんか無性に甘いもん食べたくなって来たなー。コンビニでケーキ買って来よ。…ついでにおチビちゃんの分も買って来てあげる。――おめでと。
└0時ぴったりにありがとうございます、とても嬉しかったです。ドレインの在り方的にお誕生日はないようなものでしたし、シェノンは現パロ期間にぽんと飛び込んだ運の良い子だと思います。0時ぴったりと当日の一番でお祝いいただいて、ほんとうにしあわせでした。

俺の写真待ち受けに使おうって?……物好きだよねーほんと。まあ減るもんじゃないしいーけど。好きにしなよ。
└これ以後シェノンの携帯の待ち受けはずっとマティスさんで、誕生日ごとに更新されてゆくのかしら…と思っております、笑

いらない。 しらない、こんなの、俺 は。
└本編でマティスさんの最も柔らかな場所に触れた折の独白が可愛らしすぎて…。


――出てかない! ちょっと遊んでくるだけで、ちゃあんと帰ってくるもの。…っ、おにいさんのいじわる……!
(きっ、と彼を見上げる銀色は鋭く。絶対に有りはしない話に、珍しく口答えをして否を示してみたものの――大粒の涙を湛える双眸は、少年のこころを物語る。)

└おお!シェノンくんが反抗的だ!赤飯炊かなきゃ!とPLは初めての反抗期に大興奮だったのですが大粒の涙を湛えて、の件がシェノンくんらしくて愛おしい…。

…アイツの翼を縛っちまってんのは、俺かもね。

せめて籠の中くらいは自由に、…飛ばしてやりてえな。

いっしょ、…ずっと一緒に、いれたら  、

純白が漆黒に染まることはあっても、漆黒が純白に染まることはない。……俺は変われない。一生。

      バ   カ、ヤロ…

だめ、……ダメだって。アイツは、アイツには――…

――ごめん、…やっぱり俺は俺にしかなれないや。

お兄さんとおそろい! えへへっ。
└かわいい……

ジジさま、? あのね、お兄さんはお口裂かなくてもお顔男前だからいいの。…だめなの、お兄さんのお口裂いちゃだめです……っ、僕がお兄さん守るの…!
└この精一杯強がっている感じがもう…もう……(顔覆)

(ペンが転がり、インクが染みを作るだけ――。少し気になって問うてみた事柄への返答に、銀色は大粒の涙をぽろぽろと零して。己の魔法使いの胸に飛び込んで「お兄さんはお兄さんだもんっ、もういわないし考えない、から…っ、だから、僕とお話をして……? ごめんなさいお兄さん…、ごめんなさいっ、」と懇願を募らせ、泣きじゃくった。)
└この可愛さは赦さざるを得ない…。この後に続くNOTEのロールでの反応も可愛すぎるからシェノンくんまじ大天使…。

でもね、それよりもお兄さんがぎゅうってしてくれるのがうれしい! ぎゅ、ぎゅっ。冬はずっとこうだといいなあ。
└ぎゅ、ぎゅっ。 はぁぁああ…これだから天使は………!!!(褒めてます)

――シェノン。…僕は、シェノン。お兄さんだけの、シェノン、……。
└この言い聞かせている感じが切なくて哀しくて申し訳なくて頭を抱えました…シェノンくん…

エーヌ、エーヌ、エーヌっ、……ねえ、おもいだせないの。 わからないの、だれかいたはずなのに、……シェノンってなまえをくれたひとが、よんでくれたひとがいるはず、なのに…っ、なんで、僕はおぼえていないの……。なんでそんなたいせつなこと、わすれちゃうの……? …な、んで、なみだがとまらないの……――…、
(“    、たすけて”――嗚咽に沈んだ聲は少年自身も気が付かず。ただ漆黒の双眸から溢れる滴が紙を濡らし続けた。)

└ガツンとこころを殴られたような衝撃を受けました…ごめんね………ごめんね………

女の子、になったら、お兄さんのおよめさん、……――ううん、なんでもないの。
└是非嫁に来てください(土下座)

俺の傍じゃおまえは自由になれない。俺の許では為になることなんてひとつも学べない。おまえの願ったしあわせは結局叶えてやれなかったけど、いつかきっと俺の許に残らなくって良かったって思えるようなしあわせがおまえに降り注ぐよ。だから今は辛くてもさ、ちゃんと前を向いて光の中を歩いて。時間が全部解決してくれる筈だから――だから、生きてよ。笑ってさ、しあわせに。おまえが安らかに旅立つ其の時まで、おまえのことだけを視てる。ずっと、永遠に。シェノン……俺のしあわせ。
Mathis.

└涙しか出ませんでした……。

[LETTER]

「悪い子だ。」
└この、この響きが好き過ぎて…。

…教えてやってもいいけど、チビちゃんにはまだちょっと早えかな。だから、忘れるのが一番。(涙で霞む銀色を見下ろしては詮方ないというように息を吐き、ぽんぽんと少年の頭を慰めるように叩いてやろう。――御愁傷さま。)
└お兄さんとお話したい為だけにスレ立てさせていただいたのですが、まさか頭をぽんぽんとしてくださるなんて思ってもおらず、本編より高い糖度の前に撃沈しておりました…すきです……。

「……おチビちゃんってばほんっと甘えんぼだよねぇ、…あーもーはいはい、わかったからそう急かすなって。今行くよ。」
└甘えんぼですが、マティスさんが付き合ってくださるから拍車がかかっておりました。かわいい。

おやすみ、おチビちゃん。(近く。懐に潜り込んできたぬくもりに驚き目を瞠ったのも一瞬、離れることもなく求められた距離で少年を受け入れよう。
└まさか懐で眠ることまで受け入れて貰えるとは露にも思わず…、そしてこれがラストイベントまで続いていたのでお兄さんほんとう優しいです。

……幸せそうに寝ちゃってさぁ、(小さく小さく息をつく。それは呆れたように、或いは――。細くさらりとした水色の糸を梳くように撫ぜては男も穏やかな眠りに落ちよう。寄り添う小さくあたたかなぬくもりと共に。)
└恋に落ちる音がしたと申しますか…、PLのこころはこの時点で既に鷲掴みにされておりましたね。

おチビちゃんさぁ、自分が居る場所が何処かも知らねえで俺の手伝いするつもり?…先ずはここが何処だか調べてみろよ、ちゃあんと調べられてわかったら、ご褒美あげる。(それはまるで宿題を出すように。パラパラと流れていくページの中より目次を見付け指さしては、薄らとした笑みが口元を彩った。)
└挑戦的な、と申しますか、シェノンが何処まで出来るのか楽しみにして下さるお姿にこころ擽られて、がんばるよ! って心地になっておりました…あとご褒美ってことばはずるいです。がんばります…。

………なまえ?(反射的に零れた言葉は酷く間抜けな。見上げる銀色を映す淡紅は丸く見開かれ驚いている事が見て取れる。――名前は所有の証。それと同時に、愛着を湧かせるもの。仕事で己の役に立つ使い魔に付けるならまだしも、彼は一時的に居候しているだけの奴隷の少年。領主様のペット。そんなもの抱きでもしてしまったら、厄介で面倒な事になるだけだ。)………………………考えとく。(名前を、ではなく、名付ける事を。褒美は褒美であるし、それにこれは自身で撒いた種。とはいえ今結論を出せそうにはなく――それきり、淡紅は銀から逃げるように再び手元の本へと縫い付けられた。)
└欲張った自覚はあったのですがまさか「考えとく」とのお返事に、上手くゆけば名付けていただける!? とどきどきしておりました。愛着を持つ事への葛藤なども美味しくて…。

…いいぜ。どこまで出来るかやってみなよ。おチビちゃんに任せる。(此方から働き掛ける事はなく、全ては彼の思うが儘にやってみろと。許可を出すように頷き、口許に笑みを乗せる。)
└長寿な魔法使いで在りながらも青年のような、それこそ呼び慕った“お兄さん”のような姿のマティスさんが大好きです。

(名前。なまえ。少年が本を読み進めている間、本の内容など頭に入らない程脳内は其の事で一杯だった。情報には相応に見合った対価を――其れはマティスの信条でもある。己が捲いた種となれば面倒な事とはいえ尚更褒美を与えない訳にはいかない、事実少年は言いつけ通りに見事国名を当てて見せたのだから。服に縋り付く幼い指先と求める声を契機に長い沈黙ののち、薄く唇を開く。)―――……シェノン。(独り言のような小さな囁きではあったが、傍らに居る少年に聞こえるには十分な声量であっただろう。)これで満足っしょ?気に入らなかったら捨てていーよ。(少年の銀が潤む原因は膝の上の本、一文を読み上げれば記憶は蘇って来たものの少年のようにこれといった感情を抱く訳でもなく。少年の頭をくしゃりと撫で上げたなら、何ともいえない感情が込み上げて来るのを読書へ集中する事で誤魔化そうと。)
(悲壮に満ちた少年の顔ばせが与えた名を紡ぎみるみる内に笑顔の花が咲くのを視界の片隅に捉えては、たかが名ひとつで何故そこまで喜べるのかと呆れた様に小さく小さく肩を竦めた。心を満たす此の感情の名など考えたくもないし知りたくもない。知らぬ振りを決め込もうと本へ集中を注ぎたくとも、腰に纏わりつく熱に邪魔されそれも叶わず問われた言葉を思案する。シェノン。綴りはChainon、意味は――…)……ないしょ。意味がないとダメってこともないっしょ? 気が向いたら教えてあげる。(こそばゆい感情は膨れる一方。だから誤魔化すように言葉を紡いで男は逃げる、さあ今度こそ本の世界に完全に飛び込んでしまおう。)
└上記二つを合わせて、とさせてください。
シェノン。しあわせの音。此の時からしあわせを願っていただいていたと思うと面映ゆく、…マティスさんの想いを籠められた名付けの場面がとてもいとしいです。此れ以上にないしあわせな名前を、ありがとうございました。

(少年が憧憬を抱く“契約”の魔法は人を家畜へ陥れる隷属の魔法とは似て異なるもの。それこそ誰にも触れられぬ宝箱へ仕舞うように相手を限定した範囲に留めるだけで隷属の魔法のように痛みで縛ることはないのかもしれないが、少年の表情を見ればもう其れらに羨望を抱くこともないだろう。――その方がいい。どちらにしろ碌でもない魔法であるに違いないのだから。)………、(興味津々と輝いていた銀色は愁いを帯び、凭れ寄り添う少年を見ては仕方がないというように、或いは呆れた様に溜息落とし、魔法使いは柔らかな水色をそうっと撫ぜた。――こころにあたたかな光が灯るのを、確かに感じながら。)
└マティスさんがご主人さまであれば、隷属の証でも契約の証でも何でも、共に在れればそれだけでうれしくて。ちょっとだけ夢見た世界が壊れ哀しみに嘆いた折に、そう、と髪を撫ぜていただいて…、さりげない触れ合いが互いのこころをほどけさせて、より距離を縮めるものにもなっていたのかなあ、と。


└気に入って貰えるかとドキドキしていたのですんなり受け入れていただけて素直にうれしかったのと、この後腰に抱き着いて甘えてくれるシェノンくんがやっぱりかわいくて愛しくてもう……

[FREE]

(明け方に帰宅した魔法使いがベッドより起き上がったのは太陽が昇ってから随分と時間が経ってからの事だった。其れでも何とか正午前には起床して、何時ものように甘過ぎるホットミルクを作り、此の日はおやつにクルミと蜂蜜を使ったケーキをたっぷりの生クリームを添えて食べようと少年とふたり準備していた所に訪問者は現れた。下拵えも生クリームを泡だてる作業も全て終え、後は焼き上がりを待つだけという時間という正に絶妙のタイミングに。)
└マティシェノって何時もどうやって過ごしているのかしら…、と疑問を抱いていた折にバルドさんとの交流のスレが立ち、垣間見えた日常にこころがほっこりいたしました。お兄さん、甘いもの本当に好きですね…。

(天へ差し出した掌に、ぽつり、冷たい滴が数滴と落ちる。そのまま軒下から歩み出れば躯は雨に打たれて一気にずぶ濡れに――とは流石にならなかったものの、雨は確かに魔法使いを認識していた。)
└【探索8】のスレ立ての中でも少し不穏な空気を感じていたのですが、結果に対するレスにて確りと描かれておりまして……世界に愛されている魔法使い様が何故、と今後の物語の暗雲を感じておりました。一先ず寒いので外套でもよいので羽織ってください…。

働くって、…どーやって?まさかカラダでも売るつもり?まーおチビちゃん顔はいいし、ガキ専門の変態野郎なんて腐るほどいるから稼ぎ口には困らないだろーけど。(勿論本気で少年を働きに行かせるつもりはないが、少年が其れを望むのなら否定することもないだろうと働き口の提案を。しかし更に銀色が不安に揺れることになれば意地悪も程々に、「じょーだん。おチビちゃんの分はついでに作ってるだけだし、気にしなくていいっつーの。」と悪戯っぽく笑んでみせるのだ。)
└容赦のない働き口の提案に思わず笑ってしまいました。シェノンでは肯定できないのがまた歯痒くもあったのですが、…最後のフォローがやさしくてかわいいですよね。

(小さなぬくもりが手に触れるようなことがあれば寒さを理由に此方から手を取り、)
└シェノンから触れる分には赦してくださるマティスさんが見てくれた貴重なデレ…、寒さもあったのでしょうけれど、こういう日常に溶けた甘さがいとおしいです。

(“例の本”をも理解出来なかった少年に此の手の話題は酷なものだ。肯定を口にしつつも胸中渦巻く大きな不安は銀の眸に濃く表れ、其の中には未知なる世界への恐怖も見て取れよう。厭なら厭とハッキリ断れば良いのに其れをしないのは矢張り魔法使いを慕うが故か――、慣れぬ感情に心を爪で甘く引っ掻かれたような擽ったさを覚えては、問い掛けにはゆるりと首を振り「なんでもない、忘れて。」と深い溜息を吐きながら誤魔化すように少年の頭へと手を置いた。)
└シェノンの想いに気付き葛藤なさるマティスさんがお優しくて可愛くてかわいいです…。

(――はぁ、零れ落ちた重い溜息は根負けしたと言わんばかりに。さく、さく、と真新しい雪の中を一歩二歩、三歩。魔法使いは少年を置いて真直ぐに路地の壁まで歩いた所で立ち止まり、腰を屈めてパウダー状の細かい雪を掌に掬った。直に伝わる氷の冷たさに無意識に躯が強張るけれど、気にせず掌の中で形を整え――軽−く握った其れを、少年の顔面目掛けて緩く投げつけた。上手く当たれば柔らかな雪が少年の鼻先に当たって弾けることになるだろう。そうでなくとも躯の何処かしらには命中する筈で、魔法使いの口元が悪戯を乗せて緩く弧を引いた。)……どう?初めて雪に触った感想は。 冷たくて凍りそうでしょ。……でも今なら、触ってもだいじょーぶだぜ。凍らないように魔法掛けといたからさ、 ホラ。(雪に触れた掌を少年に見せつけるように翳しては、ちゃんと動くことも証明して魔法を掛けたアピールを。勿論魔法なんて掛けちゃいないけれど、こうでも言わねば“雪に触れば凍る”魔法使いの嘘を鵜呑みに信じている少年は遊ぶことも出来ないだろうと。)
└雪遊びに誘わせていただきつつ、雪に触れないとのお話をしていてどうやって遊ぼうか悩んでいたのですが、マティスさんから雪合戦に誘ってくださるなんて思いもせず。鼻先で雪玉が弾ける、そんな描写すらも闇に生きる魔法使いさまがしてくださるなんて、…光の中で遊ぶ姿と思ってしまい涙すら浮かびました。どうかこの日常を、と願わずに居られなかったのはラスイベ直後のレスの所為もあるかな、と思いつつ……平和な、しあわせをありがとうございます。

(遠き冬の日に家族と――教会で得た友人との戯れを思い出しては、懐かしき日々を思う双眸は穏やかに細められ、たまにはこういうことをするもの悪くないと思うのだ。だから雪合戦の遊び方を教えた次は、雪だるまの作り方でも教えてやろうと。真っ赤に悴む指先の心配も痛いくらいの寒さもとっくに頭から吹き飛んで、今はただ目の前の雪遊びに意識は注がれる。時間が赦すまで、或いは領民に「楽しそうねえ、」などと我に返らされる言葉を掛けられるまで、此の銀色の空間の戯れは続けられる筈。――眩しくも輝かしい思い出がこうしてまたひとつ、空っぽなこころに刻みつけられる。其れは褪せることなく闇を照らす光となり、しあわせな記憶は底無しの暗闇に沈む魔法使いのこころの支えとなろう。近く訪れる未来にて離れ離れになっても、永久に――)
└ちらっと覗けた過去の回想が嬉しく、それをなぞるように平素にはなき穏やかな遊びを楽しませていただきまして。雪合戦に雪だるま、きっとマティシェノ共にてが赤くなってぴりぴりしているのだろうなあ、と翌日の光景を描いてもほっこり致します。

……っぁ、…や、だ、(本の山の頂点に桃色の本を落とし、此の部屋で唯一身を隠せるベッドへと逃げ込んだ。邂逅の温かさを教えてくれる毛布に包まれて――、)…おにぃ、さ、……おにい、さん、(脳裡を染める男色の絵に、銀色から溢れる涙は已まず。か細く紡ぐのはかの青年の名なれど、)
└PL的には親にエロ本見つかった気持ちで幻滅されたらどうしようと心臓ばくばくだったのですが、思い掛けない可愛い反応に持ってて良かったとガッツポーズしたのはいうまでもありません。かわいすぎる……(顔覆)

「ふふ、そうだね。お兄さんに骨抜きにされてるの。すきっ。」
└骨抜きにされました…………

「……? …――お兄さんのいのち、取っちゃだめ……!」
└俺の天使がこんなに天使…。

(甘いホットミルクから始まった今日びはおやつ作りに彩られるか。率先してお手伝いをしつつ、魔法使いと共に下拵えもクリームの準備も終えれば後はケーキの焼き上がりを待つだけ。お兄さん、お兄さん、とじゃれついていた幼き姿は、階下に消えてゆく背を不思議そうに見送った。)
└この後に縋り付いてくれるシェノンくんも可愛いんですけれど、お兄さんってじゃれついて天使の微笑みを振りまくシェノンくんが可愛過ぎて可愛過ぎて画面の前で悶絶していたことを自白しておきます。やっぱり天使!!!

お兄さんさわっ、…――わぁっ、…つ、めたい!(顔ばせと髪に付いた雪を払うようにふるりと頭を振り、悪戯の弓が引かれる魔法使いの口許と、その口ぶりにきゃらきゃらと笑声が零れよう。)すぅっごくつめたいの、それでね、ふわっとしててきれい! ふふっ、うふふ、お兄さんありがとう。お兄さんの魔法のおかげでね、たぁくさんあそべるねっ。

└無邪気で幼さの覗くシェノンくんは年相応の少年らしさが窺えますよね。シェノンくんの感じる楽しさだとか嬉しさだとかが伝わって来るようで、此方までしあわせな気持ちになります。

……ふふっ、マティスお兄さん。だぁいすき、…また、あそんでね。ぜぇったい、……――あんなにたのしそうなお兄さん、…ね。僕、ずぅっとみてたいの。お兄さんの笑顔ね、すぅっごくすきだよ。……きれいなんだもん。僕だけが、…いちばんに、見てたいの。だぁいすきだから、ね。(在りし日の少年の甘き囁きも又、闇の魔法使いの中。――遠くない未来、淡紅が欠けた世界で少年は想いを馳せる。雪の如し髪を揺らして、こころを擽る甘き感情の由が何であるのかと。そう、と世界を鎖せば。夜のような闇の中に二人の――、在りし日の笑い声が響いた気がした。そうして確信する。このこころが、身体が憶えている失ってしまった記憶こそが、己の唯一の“しあわせ”であると。零れ落ちたしあわせ を、魔法使いとの物語の続きを探して、雪舞う中溶けるのは銀の髪に黒の使い魔を寄り添わせた少年であった。)
└このレスを見た瞬間に鳥肌が立ったことを覚えています。まさかこうして繋げてくださるとは、と。この先ふたりがどうなるかはわかりませんものの、絶望の中にも希望を見出して進んでいくシェノンくんが愛おしく、同時に頼もしくも思え、再び出逢うことが出来ればいいなと思わずにはいられませんでした。

きらきら? ふふっ、初めていわれたの。スプーンとかフォークだと…銀色? なのかなあ。(既視感は拭えぬものの、それ以上は何も出来まいと心の隅に置いておくに過ぎず。“お兄さん”のおめめの色には頓着するけれど、己の双眸にはさして興味なければ例えられたことはなかった、と、少年が色を表現してくれて認識しよう。きらきら、なんてとても素敵な表現で、食器の名を聞けばひとつの色に思い当る。淡い色の双眸に名を宿せたことが嬉しく、小さく笑った。
スプーンとフォークとかいう微妙な表現にすらきらきら喜んでくれるシェノンくんは天使…。

Lazaro & Cinq

[NOTE]

おれのとこもくまい ろ る いる! て゛かいおっちんみたいなやつ
└ちとさを書き間違えただけでこの破壊力…噴き出した理由はお察しください!笑

ゆき! あたたかくしてねる!そとで!
└そういうことじゃない!と画面に向かって思わず突っ込んでしまいました。笑 ラサロさんの苦労がよくわかります…笑。

人の食いもんに汚ないもん入れてんじゃねェよクソガキ許さねェ。
└らっ、ラサロさんが怒ったーー!!大人げなーい!!笑

雪でもお食べになったらいかがですか。……こうか?……なんか違うな……。
└お食べになったらいかがですか。笑 ラサロさん………笑。

[FREE]

あるじゃん、はなづまり。んで、俺はへちゃむくれ。それにお前なくしたって言ってただろー。探せばどっかでみつかんじゃねえの?(彼を指すものとして彼にとって不名誉だろうそれをあっけらかんと紡げば、彼の言葉を用いて告げるそれは能天気に。自分の名前を欠いていることに対する意識の差の現れでもあるかもしれないが、彼の碧眼をじっと見つめると改めて問い掛けよう)名前、見つけてえ?
└サンク君がじっと見つめて問う所作が凄く好きなので。ドキっとするので。



Lennart & Linaria

[NOTE]

れなーとさま も つち たべれば はく できます たべます か 。
└確かに!そうだけど!その発想はなかった!笑

そのま ま れなーとさま の しんぞう ばくはつ す れば いい です
└嫉妬するリナリアくんの素直になれない感じが大変可愛らしい。

れなーとさま と し しぇ  し ぇの ん しぇのんさん の まほうつかいさま なかよく する です か 。
└この何度も書き直す感じがたまらなくかわいい……可愛い……。

お腹ぎゅるるるになっちゃっても知らないからね!
└お腹ぎゅるるるって言い回しがとてつもなく可愛くてですね…。

しませ ん  いち ゃい ち ょ   い   ι 、_____
(文章は途中までしか書かれておらず、ぐにゃぐにゃと折れ曲がった線が紙の端まで続く。書いている途中で眠気が来たらしく、意識は殆ど夢の中。)

└ああ、天使………。

いちゃいちょい………可愛い……天使かもしれない………
└天使でしたね……。

りなりあ は きょう で おわり 。
りなりあ りなりあ りなりあ りなりあ
ぼく の いっしょう ぶん りなりあ かきます 。
ぼく  は りなり あ  でし たか  りな り  あ でき て  ま した か 。
りなりあ りなりあ りなりあ りなりあ りなりあ りなりあ
りなりあ み たか  った

└うわあああああリナリアくん……!!切なくて涙腺崩壊しました……。


Ruska & Lucht

[NOTE]

なッ、なんだ今日のかいらんばんは じゅもんか!?!?!?
└呪文(笑)的確な突っ込みに思わず噴き出しました。

僕は うつくしい
└あの流れでしれっと混ぜられた自己主張に噴き出したのはいうまでもありません(笑)

ごめんなさ…・・・

ぼッ   くは、      なか .,,..~---

よ 
    └  なん  ζ ・..,,

(この後薬草の匂いが染み付いたベッドの中に潜り込んで芋虫になった。)

└ねえねえ、嬉しいんでしょ!この恥ずかしがり屋さんめ!とベッドの芋虫を突いてあげたいです。笑

オッサンが寝た  オッサンが寝たぞ

よーし! 今から上にのっかってやる! ぽんぽんしろ!!! ぽんぽんだ!!!!

└なにがかわいいってこのぽんぽんって言い回しが可愛いんですよねー…。

こ、言葉遣い…?

ふんッ!! その、お前! 鼻をたらしてるお前だよ!
鼻がたれそうになったら ふんッ!! ってしろ。 ちょっとマシになるぞ。

└ルフトゥくんの言い回しってどうしてこんなに的確で面白いんですかね!笑


Cinq & Lucht

[NOTE]

マティスってやつのわあれだろーおれしってるぜ! やきもちってやつ!

きょうのでもういっこよめた! 土方 王 → ぼうず だろ!
わかんねえけどたぶんはなづまりとおれわ友だち

すげえこいつ つついてもうごかねえ!


昨日は取りみだしたな。 僕としたことが。 この僕としたことがね!
ペンの色ぐらいで取りみだすなんて じぶんのことだけど笑いがとまらないね。

こうすればいいんだ。 それなら へいきだ。

ん なんだこの      ちょ   むッ....,,,

(ごしゃっ。部屋の隅々を探してたくさんのペンを探してくると、少年達が使用しているペンの色に近い色を選び、色とりどりで不格好な花の絵を描けば羞恥心は薄れる。自己満足気味に額を拭っていたが、今更蛾の存在に気付いて声なき悲鳴を上げて卒倒した。)

└緑と黄色の少年の仲の良さが話題になっていた折に、お二人の投稿時間が重なっておりましたことに吃驚、のちに微笑ましく思いましたので。

OTHER

[FREE]

とある魔法使いの日記(全文)
└冒険からまるごと引用させていただきます。この結果を読んだとき在りし日のエマさまとエルネストさまが目の前に見えるようで、ぶわーっと色々な気持ちが涙とともにこみ上げてきました。ミニイベントの冒険からラストイベントの活動にかけても何度も何度も読み返して、PCPLともども物語終盤のよりどころとさせていただいた大切な一節です。