Fan Call
ナディンさんのやわらかく問いかける言葉がすごく好きでした。おとなの色っぽさがあるのにどこかこどもっぽさが感じられるところだとか、あの独特の空気にとても惹かれていました。
Best Scene
NO.13
(二つあった筈の影が、いつの間にやら一つを欠いている事に残る男が気が付いたのは、暫しの間を挟んだ後の事であった。)まったく、どうしてもというから連れてきてやったのに、あっさりはぐれるなんて。余程に忙しなく目移りしていると見えるな。うん、この事は内密にしておいてやろう。(供述通りの挙動を取ったものが果たしてどちらであるかは言わずもがな。大きな迷子は自分本位にしたり顔で頷くと、またもや商人の呼びかけに惹かれて違う小屋へと足を向ける。)- 大人迷子可愛いです。
- 大きな迷子がただただかわいいです。
NO.33
それならば、Zaria――…ザリア。その瞳が宿す花の名を。決して朽ち落ちはしない花が、今後は俺だけの為に咲く事を願うよ。(頬の輪郭をなぞる指先を下方へと流し、伝う薄桜の髪を絡めながらも首筋の白を柔く伝う。彼の顔ばせへと身を傾がせれば、詰まる距離の中――与えた名を刻む冬薔薇の瞳色を慈しむように、はたまた名を縫い留めるように、その上瞼へと柔い口づけを落とさんと。)- 素敵な名を頂く事が出来、アーネも私も幸せでした!麗しい方は名付け方も美しい…。
- 儀式みたいに綺麗でひたすらみとれていました。
NO.46
許すも何も……そんな事。環境が生んだけがれを、花のせいと貶めはしないさ。後ろを振り返らずに咲くといい。花が憂慮を抱く必要がなくなるように――余す事なく、ザリアの全てを愛そう。- ただのイケメン。
NO.18
なに。どうしたの、……俺には内緒の事?- ナディンさんの大人っぽさに混じる末っ子らしい可愛さがとても好きです……
NO.18
……俺を呼ぶんじゃ、心細いか。(何故使用人が隠し立てをしたのか。何故誰の手も借りず、まるで身を潜めるように部屋の隅にいたのか。二つを繋ぎ合わせて浮かんだ答えの正否も、思惑も尋ねる事が出来なければわからない。一人きりの独白はだれに向けるでもなく、静かな空間にぽつりと落ちた。)- どことなく寂しげに聞こえるのは気のせいでしょうか。
NO.53
――また、機会を改めよう。大切にしたい花を、いたずらに酷使する真似はしたくはないからね。……俺の在り方は、主人として相応しくはない?- ときめき死にました。
NO.18
(下げていた腕が此方へとその身を誘い、腰に回した掌を引くと、まるで踊りを共にするように緩慢とその場でくるりと円を描く。きらきら煌めく黄の宝玉が目の端に掠め、ふわりと舞うベールに薄桜の糸が舞う様は、そう―)ふふっ、まるでお伽の国のひい様のようだ。今日は粧した娘たちまでもが、お前の麗しさに羨望の眼差しを向けるだろうね。さて、……それではお手を拝借しても?(やがて身を離すと、満足げに語る口調に乗じた扱いまでもが、丁重に扱うようにやんわりと手を差し出して。)- ナディンさんの違和感のない王子様感…!
- ナディンさんがまじナディンさん。
NO.47
(唇が、先に見える人陰が二つあると知覚した末に喉奥へと音を引き戻す。眩む程に暑い日中に、手の先から冷えるような感覚。双眸が映す情景を前に沸いた情の名を、ナディンは未だ知らない。それでも分かる事は、得体の知れぬ思いが生ずる感覚が二度目である事だ。一度目は、熱に魘された彼が口ずさんだ知らぬ名を聞いて。しかし此度に湧き出たものは、過去に感じたそれより深く、重かった。止まった足を前へと起動する中、路に転がった酒瓶を拾い上げる。波打つ重量から中身が残っている事が知れるが、飲もうと手にした訳でもなければ用途は一つだけだ。余程に熱を上げているのか、近づく気配に気が付く素振りのない男との距離が狭まると、片手に大きく振り被った硝子を――躊躇いなく、振り下ろした。頭蓋の鈍い打音に混じった甲高い音は、衝撃に耐え切れずに割れた瓶の欠片か。それを気にも留めずに男を押し退けたなら、傍にあるもう一人の手首を掴んで、先へと足早に駆けた。)- ナディンさん男前ー!お坊ちゃんだからこそできる無謀さというか、こんなときでもすごくナディンさんらしい行動という気がして……
- 普段の姿とは違った側面が見え、その躊躇いの無いようすが印象的でした。
NO.15
(下げた口角を一文字に張り――やがて、吐息を零すような小さな微笑を伴った)――……、愛でる花の美しさが王の瞳にも留まった事、嬉しく思います。貴方の手に渡せば花の魅力も増すでしょう。でも……それは駄目。(普段と変わらぬ所作に連ねた声は、始めこそ差障りのない単語を選ぶように、しかし終いにはそれも放棄した。元より他者を敬う口調には馴染みがない。しかし零した答えを撤回する気がなければ、一拍挟んだ面持ちを再び、やんわりと、微睡むような笑みに彩らせた。)- このやんわりとした意思の示し方がもう何とも言えず大好きです。
NO.56
(依怙地にも似た言葉を紡ぎながらも、ふと。口角を下げたのちには困ったように小さく笑った。)ああ、でも。ザリアの身に危険が及ぶのはいけないね。今日はお情けを頂いたけど……言い方がいけなかったかな。敬う言葉も、ああいった言葉を言うのも、初めてだったから。難しいね。- ナディンさんらしいけど見てるこっちはハラハラしましたよ…!
NO.62
……意地悪だなあ。どちらも大切なものを秤に掛けたって、片方へ傾きはしないよ。数も年季も関係ない。……ザリアがいなくなる事だって、お前の言う“最悪な未来”である事に変わりがないのに?- 秤をかけてもらえるだけで、本当に幸せでした。
- ナディンさんたら思いがけず真っ直ぐで…!
NO.62
分からない。……分かりたくないよ。それなら……ねえ、逃げよう。砂漠を越えて、果てまで行って。その末には、何があるかも知らないけど。ザリアと共に夢を見ていられるなら、その方が余程に良い。- ナディンさんは大人の印象が強かったのですが、子供っぽいような若さが見れてときめきました。
NO.32
(差し出されるが儘に手に重みを持ち、茫然と口にした言葉への返答を待たずして桜色の傍へ膝を付き、傾いだ肩口にそっと手を馳せる。 彼は、“ザリア”は死んだと言った。偽りを塗り潰した張本人は、今とて変わらぬ彼の面差しを持ち、惹かれてやまぬ花の色を抱いているにも関わらずに。見遣る心境は奪われた事への負が占めているのか、変わらず愛しむ思いか。はたまた両者が絡み合うものか――それでも。預けた肩口より衣服を下げると、顕となる右の胸元へ、躊躇いのない手は鏝を宛替った。白の表皮を焦がす音や臭いが、決して夢ではない事を五感に伝える中でも、微睡む眸は色を変えずに――程なくして、棒状のそれを離す。傍に姿があれば黒衣の主へとそれを手渡して。刻まれた薔薇の印が映れば、にこりと弧を描く笑みはただただ、嬉しさを滲ませる筈だ。)- 唯一、刻印を刻まれたのはナディンさんだけでしたね。文章読んだ時はわーわーわーと内心叫ぶ程に無駄にテンション高かったです。所有印を残すってやはり萌えるシチュだと再確認致しました(しみじみ)
- まさかナディンさんがやるとは思わなくてマジかと叫びました。
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塩山は三木眞一郎さんだと思います。
一目拝見したときからのファンでした(告白)言動も仕草も大人えろい(褒め言葉)なのに、夜は眠りたくないというギャップがたまりません!大好きです。