委細承知。其の勝負、大和男児として受けて立つ。
貴様の心も躰も何れ私が捕縛すると宣言しよう。
…そうさな、先ずは荒縄が食い込む快楽を叩き込むか。

花鳥錦は代々続く華族の血筋であり、財閥に名を連ねる由緒正しき家である。現当主嫡男である月歩は、高潔な魂を持つ大和男児になるべく育てられた。古風な言い回しに癖はあるが、文武両道、自分の能力を過信せずどんな状況でも他人の為に最善を尽くす姿は鸞翔鳳集な学園でも埋もれる事は無いだろう。然しこれは『表向き』の花鳥錦月歩。真の姿は、縄と食い込む肉にエクスタシーを得るど変態である。所謂縄を使った緊縛プレイが性癖に突き刺さってしまった少年時代。今やプレイ上級者。異常な性癖を持っているものの、互いに同意の上で尚且つ受けの方に気持ち良くなって貰う為に奉仕の心を忘れ無いというモットーが男の中には存在している。気質的に気分の上りが激しくハイテンションに成り易いが、大和魂で抑え込んでいる傾向があり、プレイの時には「こいつ誰？」と言いたくなるスペシャルハイな変貌を遂げるだろう。偶に其の片鱗が飛び出すらしい。