Ukesama Last Enquete



むかしむかし、地球という美しい国には、

白薔薇学園という気高き男児の園がございました
白薔薇学園では、日々男たちの威信をかけて さまざまな戦いを繰り広げておりました


ところかわって、ここは月の裏側 姿かたちは地球人とよく似ておりますが、
不毛の地を城とし、クレーターの上に豊かな生活を築く月人と呼ばれるものたちが住まう世界です

月の裏側には、赤薔薇学園という美しき男児の園がございました
宇宙の如き漆黒の学生服を身にまとい、星々のように輝く男児たち

肩で風を切って歩くのはそう――学園のスーパーエリートたる攻めサマ……ではなく

なんと学園のアイドル“受けサマ”たちです!

受けサマたちは、学園のスーパー攻めサマたる皇龍星の心を手に入れるため
ネコ同士でのキャットファイトで、日々争っているのでした……。


不毛の地に豊かな生活を築く月人のうち、四君子と呼ばれるいにしえの四人のきょうだいの血を引く一族の出だ。紋はそれぞれ蘭、竹、菊、梅。菊の家紋は月の世界では芸事をつかさどり、もともとの格としてはさほどでないながら、ご贔屓の引き立てもあって暮らしぶりは華やかである。そんな家に生を享けた生まれながらのアイドル♂は、赤薔薇学園でも一二を争うセンター候補。敵は己のほかに九人。みなで十名であるのにセンターもクソもあるのか? という疑問はさて置くとしても――勝気な性格と強い野心、変幻自在のしなやかさで皇龍星の攻略を狙っている。所属の演劇部においては女王蟻のように君臨し、満場一致でのヒロイン役。

↑一覧へ

日本で最大勢力を誇る極道の息子──だからこそ不良じみた身なりと柄の悪い口調で孤立し他人と距離をおきがちだったが、そんなことを気にも留めず声を掛けてくれた生徒会長に惚れた。しかし素直になれず、照れ隠しにどうにも突っかかるような発言が多い所謂ツンデレ受け。本当は構われるのが嬉しいが、家柄的にも中々自ら積極的になることは難しい。それでももしも万が一、彼に危険が及ぼうものなら汚れ役は買って出るつもりはある。健気。

↑一覧へ

イスハーク家の息子は、長男とその嫁との間に息子が生まれた場合、お家騒動を防ぐために男と結婚せねばならない――!(っていう商業BLがあります)そんなわけで留学も兼ねた婿探しにやってきた石油王を射止めたのは、学園のスーパー攻め様皇。極東の地で巡り合った初恋。なんとしてでも彼を婿に迎えたい。舞い散る薔薇と石油の権利書。なんなら今なら石油プラントも付ける! 金でゴリ押そうとするのは、何を隠そう石油王、キス魔のくせに処女だからである。キス魔の童貞攻めより、キス魔の処女受けの方が面倒くさい気がするぞ。頑張れ石油王! 理想の男との結婚のために!

↑一覧へ

花鳥錦月歩は自らが受け属性であることを認めない。何故ならば格式高い花鳥錦家の次期当主としての誇示があるからだ。「大和男児たるもの常に攻め続けるべき」という教訓の元、スーパー攻めサマの一員として振る舞っている。然し其れは表向きの花鳥錦月歩。其の真の姿は緊縛というアブノーマルなプレイを好むヤバイ変態である。縛る事も好きだが縛られる事はもっと好きというドドド変態な素顔は、良い子が寝静まった時間にのみ顔を出す。そんな性癖も相まって属性は襲い受け。主導権が握れないと「風紀を乱すんじゃあないッ!!」と涙目。根っこのところはドMだ。皇龍星のハートをキャッチする為、合同稽古等を企画し攻め入る隙を窺っている。

↑一覧へ

ある時は闇に捕らわれし漆黒の戦士、またある時は月に変わってお仕置きをする光の戦士――などなど、属性過多の厨二病。ジャパニーズカルチャーに興味津々、知らないことには何にでも首を突っ込み「すごい」「素敵」と目を輝かせる姿は所謂オタサーの姫的なアレである。いつか目の前に運命の相手が現れると信じているメルヘン受けボーイでもあり、色恋沙汰が関する事柄については割かし初心。いつもは邪眼を発動させないようにクールな素振りを見せたりするが、太陽の前ではついうっかりはわわと汗を飛ばす姿も見られる筈。

↑一覧へ

人類みなLoveの少年の特別な愛はご存知の通り重く深い。惚れた男の為ならえっちらおっちら、どんな手間も苦労もいとわずに、あなたが笑ってくれるならそれでいい。学園の王である皇龍星に恋する獅子原暁生(受けの姿)は大変健気であり、用意周到であり、愛する龍王の為に学園の平和維持活動に尽力し、なんかよくわからないがその豊満すぎる肉体を利用してハニートラップを担当したりもする。幼馴染に対しては相変わらず過保護、他の受け様に対しても変わらず友好的すぎる為、龍星に対してハーレム計画を進言しては彼を悩ませいるとかいないとか。だってハーレム作ったらみんなとずっと遊べるし、カケルとも一緒にいられるしね。

↑一覧へ

立てば触れなば落ちんとし、座れば傾国の如く、歩く姿は未亡人と専らの噂(?)である桜に攫われそうな美しく儚げな受け。それこそが月人・受け司國昭である。その美貌と重たすぎる愛でかつて最愛の恋人の人生を狂わせてしまったことから、密かに恋し愛する男・皇龍星の人生を潰してしまうことを恐れている。また、これまで裏切りや不幸な愛しか受け取ることが出来ず、本気で愛することも愛されることにも若干の不安があるようだ。なんか性的に乱暴なことをされた悲しい過去とかも持っているっぽい。受けなので。

↑一覧へ

恋の始まりは、晴れたり曇ったりの四月のようだ。――シェイクスピアが残した言葉である。二階堂聖が皇龍星に出会ったのは、 高校に進学して最初の春だった。委員会に遅刻しないよう廊下を曲がった瞬間に正面衝突というベタ過ぎる展開により芽生えた恋は、四月の天気と違って移り変わることなく今日まで続いている。皆に平等に優しい彼が好きだった。恋愛を謳うには些か狂気に欠けた感情を当人にぶつける気は無いが、彼が誰か一人だけのものになるのを黙って見ていることも出来ない。そんなわけで伊達眼鏡を外したらめちゃ美人な受け様こと二階堂聖は、皇龍星が学園のアイドルであり続けられるよう、今日も戦火の中に身を置くのだ。

↑一覧へ

愛され、甘やかされる事に全力を注ぐ、生まれながらの受け気質。二本柳に懐かれたが運の尽き。その後はストーカーよろしく何処へでも付き纏い、人目も気にせず四六時中スキンシップを求める。待ち伏せしてキスを強請るのも日常茶飯事。おまけにその人の使ったものを持ち帰り、べろべろと舐め回す。要するにドがつく変態だ。そして彼に愛されるべく料理の腕を磨き、作る料理の中にたまに惚れ薬めいたものが混ざっているのはご愛嬌。現在はスーパー攻め様たる生徒会長にぞっこんで彼しか見えておらず、彼に骨の髄まで甘やかされる未来を夢見て、数多の妄想を繰り広げながらアタック中。寝る時には彼の等身大の抱き枕の腕に抱かれて眠っている。

↑一覧へ