0th

[ BACK ]



獅子原暁生&東海林翔流

--- ** 2019/01/23 (Wed) 02:36

ふたりは幼馴染である。獅子原は楽園部の思想を面白がっており、部に出入りし共に暴れる悪友的な存在でもある。付き合いが長いため、気心知れた仲だと推察される。余談だが楽園部は花鳥錦月歩率いる柔道部に風紀を乱す存在として目をつけられているため、かつて柔道部とやり合った際、獅子原も楽園部の一員として加勢したことがあったのかもしれない。
カケル、今度ドライブ行こうよ!やっと運転のお許しが出たんだ!

獅子原暁生 ** 2019/01/24 (Thu) 23:53

晃典、もちろんいいよ!(昼休みのことだ。別のクラスの友人と話すのに訪れた教室で馴染みの顔に話しかけられ笑って応えた。この学校の生徒にしては形の崩れた、人懐っこい笑みだった。くわえたいちごみるくのパックのストローを口から離して、それでと首をかしげる。)晃典の取材を受けるのは久しぶりだね。月歩たちとやりあった以来じゃない?あれは楽しかったなあ。最近ぼくはおとなしいと思うけど何か聞きたいことがあるの?(彼の口から渡される質問にストローをくわえ直して考えるように片目を眇めた。喉奥で笑う。)いじわるな質問の仕方だ!……うそだよ!全部わかってるって!わざわざぼくに聞くんだもん、ぼくのかっこいいカケルのことでしょ!(歯を見せて笑い続けながら高坂の肩を抱く。軽く抱き寄せて内緒話をするように顔を寄せた。)ご存知の通りぼくとカケルは幼馴染だよ!ちっちゃい頃からずっと一緒!多分一番の仲良しだね!でも、今更こんなことを聞いてどうしたの、晃典?何か悪いこと考えてる?(自分と件の人物の関係は周知の事実だ。同じ学舎で3年も過ごしたなら尚更。ん?と促すように背を丸めて下から彼の顔を覗き込んだ。少し見つめ合う。穏やかな沈黙があった。いひひと笑って顔引く。)まあいいや、晃典にも事情があるだろうし。(肩を抱いた手を離して代わりに彼の背をぽんと叩く。続く要望にちゅうちゅう紙パックをへこませながらもちろんと大きく頷いた。)大歓迎だよ、晃典!もしぼくとカケルの記事を書くなら、うんとセンセーショナルに書いてね。楽しみにしてるからさ。(話はこれでおしまい。友人から離れようとして思い出したように顔寄せ直し声を潜めた。)あ、そうだ月歩とやりあった時に爆竹鳴らしまくったのぼくだってことは今まで通り内緒にしといてね。あと千切ったロケット花火ぶっぱなしたのも。これ、カケルにも言ってないんだ。多分怒られるし。取材費代わりに頼んだよ。(唇の前で人差し指を立ていたずらに笑った。)
おう、付き合うぜ。だがまさかこの俺に助手席に乗れとは言わねえよなぁ。

東海林翔流 ** 2019/01/26 (Sat) 20:39

(ツッパリの朝は早い。)おう、はよ。(「カケルさん、おはようございます!」「おはようございます!今日もビシッと決まってますね!」今日も今日とて八時よりも前に学校入りを果たす。いつもと変わらない行動パターンをなぞり部室へと向かう道中で次々と仲間たちを拾っていると、不意に前方に躍り出た影ひとつ。睨め付けるような眼差しを向けた先には何かと顔を合わせる事も多い新聞部部長がメモを片手に立っていた。)おう香坂、オマエこの間楽園部と柔道部のネタ書いたばっかりだろうがよ。あれじゃあ満足しねえってかオイ。だがよ、この俺からすっぱ抜くっつーならよぉ〜、相応の覚悟は出来てんだろうなコラ。(ニヤリと好戦的に笑む。だが流石心臓に毛が生えている男、そうでなければ新聞部の部長など張れないと言わんばかり挑発に屈する事なく質問を繰り出して来た。)──あぁ?アケオ?ご存知も何もガキん頃からの付き合いだぜ。ババア……じゃねえ、おふくろの奴がそりゃあもう気に入っちまっててよぉ〜『アケオちゃんは次はいつ来れそうなの?』だの毎日ウルセーのなんの。(参ったように首裏に手を回しながら深いため息。子供の頃からの付き合い、つまり昔の己を知られている仲だ。思い出を振り払うみたく首裏を小さく引っ掻いた。)つーかよぉ、オマエなら俺に聞かなくてもこんくらいのショボい情報仕入れられんだろうが。まさかアケオにもこんなくっだらねえ質問してんじゃあねえだろうな。(廊下の壁に手を付いて、威圧するように見下ろした。尤もこんな事をして彼に効果があるとは思えないが、壁から手を離したならそのまま横を抜けて歩き出そうと。)……そーいやぁよ、イケ好かねえ花鳥錦のヤローとヤりあった時に派手に爆竹鳴らしたり火花散らしてる野郎が居やがったんだが、オマエ誰だか知ってるか?……そーかよ、んならいいんだわ。気にすんな。(彼ならば或いは、と思ったがアテは外れたようだ。気にするなと言うようにひらり、と軽く後ろ手に手を降って。)それと香坂よぉ、わかってんな。あんまりチョロチョロするんじゃあねえぜ、周りにも迷惑だからよ。(そして今度こそ歩みを止めずに部室を目指した。)
title

0

name  
pass