[ 合コンの手引き ] [ BACK ]
TABLE No.2
好きな食べ物
牛ハラミステーキ
ガパオライス
山盛りポテト
イタリアンプリン
種ヶ島修二[5]
(二と番付けられたテーブルは明るく盛り上がっていた。男側の幹事である種ヶ島修二は、顔の良さもさながらどうやら随分合コンに場馴れしているらしい。)コイツはイタダキ☆(早速テーブルのステーキに箸を伸ばし、自分の元へと引き寄せた。)ジコショーカイ長くて腹減ったわ~、他のテーブルにも美味いもんぎょーさんあんで☆(ステーキを一口大に切って口に運ぶと、近くの女子生徒が「種ヶ島くんはお肉が好きなの?他に好きな食べ物は?♡」と尋ねられている。)そやな、肉は肉でもてびちは他の肉に負けへんで☆あと韓国のりやな、ごっつウマイ。自分らはどーなん?(軽やな会話がなされて、周りに振られた。)
忍足侑士 01/24(Sun)15:19 [19]
(先陣を切る顔に納得。して己はと言うと指名か挙手かが途切れるタイミングが適任かと待ちの姿勢を崩さずして、ちいさく開いた口許へとポテトを運ぶ最中。)てびち…?何ですのそれ。(聞き慣れぬ食材に首を傾げたまま、振られた話題に少し考えるようにああ、と音を置いて)そやなあ。自分ら粕汁てわかるか?酒粕とかのカスな、あれいれた汁物。他にも色々あんねんけど、地元以外やとさっきの『てびち』程やないけど伝わらへんねん。(大仰に肩を竦め、緩く眉を下げてさして困ってもないのにくたびれたような溜息に絡む笑声を漏らせば)粕汁なんか特に関東やとあんまり見んかもしれんなあ…って出身がそもそも何処か知らんけどな。みんな関東か?
葛野ちさき 01/25(Mon)19:00 [48]
(あとを任せた先輩の自己紹介は想像の域を超えた。人生初の合コンは爪痕ではなく“凡人”の心に傷跡が残りそう。)……。………。てびち、粕汁……。(関東(の田舎)出身だが聞いたことのない料理名ばかりが出てくる。視線は手に握り締めた携帯へ、忙しなく動く手は耳にするものをひたすらGoogle大先生に聞いていた。)………好きな食べ物にすら個性出さなきゃいけない感じ?…地獄…。(もはや“凡人”が個性な気すらして来た女の大きすぎる独り言。はっ、と顔を上げた頃にはもう遅く、苦し紛れにだんまりを決め込んでいた重たい口を開く。)……好きな食べ物はパンケーキ…とか…甘い物は大体すきです。 あとはオムライス、ハンバーグ…からあげ…………(お子様ランチの出来上がりである。)……なんでも食べます。(スイーツ好きのふわふわ女子とは程遠い食欲旺盛すぎる回答のわりにキラキライケメンを前にしては食が進まない。吐きそう。)
不二周助 01/26(Tue)01:51 [52]
粕汁はチョイスが渋いね、ずっと関東だけどあまりお目にかからないかな。(粕汁さんとは未だよそよそしいお付き合いに留まる関東人は首を傾けた。なお現在地獄在住であるらしい傍らの彼女の食が進んでいないことに気がついては、)プリンはどう? 硬めのが嫌いじゃなければ、近くに持ってきちゃおうか。(お子様ランチを完璧なものにするため、デザートの大皿を彼女の傍らへ引き寄せる。ここに弟がいたら喜びそうだなって微笑みをキラキラの取皿とともに添えて。)好物、最近はりんごジュースの飲み比べが楽しいかな。それから辛いものもよく食べる方だけど、………。(言葉を続ける前にガパオライスをひとくち。生の青唐辛子が散りばめられた本格派の刺激を楽しみ(※個人の感想です)ながら)うん。これ、なかなか美味しいよ。 そっちにも料理足りてる?(辛党おすすめのガパオライスを取り分けた小皿は、さて誰へと渡ることになるだろうか。)
雨祝帆奈 01/26(Tue)22:14 [56]
(聞き覚えのない料理名に心の冷や汗流し、後輩のスマホをなんとか盗み見ようと試みるが、足を組んだままじゃ限界があった。)あ〜、ね。あたしも関東だけど、テビチも粕汁もけっこう好きかな。クセになるし。(髪を耳に掛け無難オブ無難の知ったかを繰り出せば、話題の気遣いができる男(忍足くん)と女の子に優しいりんごジュースが似合う男(不二くん)を横目でインプット。え〜〜カッコカワイイ〜〜ととろけたがる脳内はさておき、差し出された小皿をつい反射的に受け取った。)ありがと。ガパオって美味しいよね、そうこの味ヒリヒリ痛めの、… (数刻の沈黙、して。)えっ。辛いんですけど。えっ。想像より辛いんだけどっ!?(イケメンの顔と小皿とを見比べて、ヒクヒクと唇の端が震える。)合コンは、戦。まさかこんな形で思い出させてくれるなんてね……。(哀愁漂わせ、新たな皿に盛りつけたガパオを回転寿司の如く流した。旅は道連れ情け無用。)
河村隆 01/27(Wed)08:21 [60]
(時間も経ち、漸く視野が広がった時の出来事。周囲を見渡せば……あ!不二が辛い料理を女の子に勧めてる!)だ、大丈夫ですか?(お冷のグラスと料理を盛り付けた皿を手に取り向かうが間に合わず、辛いの単語を二度聞けば、)不二の味覚は、普通の人よりちょっとだけ刺激を求めがちなんだ。だから、その反応が普通だよ。(合コンは戦、略して合戦。さもありなんと思いつつ、サラダとパスタが乗った皿を女性陣寄りのテーブル中央に置いて、)これもしよかったらどうぞ。食べきれないぐらいまだ向こうに残ってるから。………(味覚は正常な河村、回転寿司の如く回ってきたガパオを一瞥後、)もらっていくよ。(断れない日本人っぷりを発揮して自テーブルへ持ち帰り決定。欲しがる人がいれば快く渡す心算だが、果たしているだろうか。)それじゃ。(一瞬、同校の彼へと視線を向けたなら、安堵の滲む気の抜けた笑みを浮かべてから立ち去ろう。)
亜久津仁 01/27(Wed)13:40 [62]
(この世には、ムカツク程に亜久津の関心を集める“アレ”が存在する。それは此処にあるかもしれない。微かなアテをつけた足取りがみちくさを喰う。不幸の始まりは、食した人間の味覚を一時亡失させる特技でもあるのだろうガパオたらい回し事件のあらましを亜久津が見逃していたことから始まる。何かを探すような視線を机上に滑らせ、イタリアンプリンへと焦点を当ててはこれじゃねぇと不機嫌面を晒していた。)気が利くな河村。俺のだろ、それ。(おいとま寸前だったのだろう幼馴染の手元に流れついたガパオを見るなりその皿を横取りしてやったのは餓鬼染みた腹いせみたいなもんだったが、スプーンひと匙分を口に放り込むなり天誅は下る。クッ……!?!?一声目は声にもならない。)なんだこの、香辛…料………インド人もびっくりどころじゃねぇ………。(辛ぇ。そして男は口を噤む。別に平気だとばかりの顔を取り繕って、気勢を落として踵を返すのだ。)
葛野ちさき 01/28(Thu)21:02 [74]
(現在位置地獄にて。話によれば渋いチョイスでクセになるらしい粕汁と詳細不明のてびちの話も吹っ飛ぶようなガパオたらい回し事件勃発。その餌食となったのは見た目もオーラもいい人全開のお兄さんだった。おのれはと言えばりんごジュースのお兄さんから与えられたプリンをちびちびと食べていたのだけど。)……あ、(何かを探しに来たらしい不機嫌面のヤンキーお兄さんを視界に捉え身体がぴしりと硬直。――が、彼は漫画の世界よろしくカツアゲ風にガパオを取り上げ自ら事件に巻き込まれていった。)あの強面でインド人もびっくりってコメディーな台詞が出てくることにびっくりなんだけど。(去りゆく背中を視線で追いつつ席を移動するにも腰が重たい。手持ち無沙汰にデンモクを弄るが別に自分が歌いたいわけではない。決して。ならばそのまま目が合った誰かに託してしまおう。)……。(意を決して元部長風おねだり顔を披露するがどう見ても真顔のそれ。)
當麻衿 01/29(Fri)04:28 [78]
ここサラダある…!神だ!!(つられて寄ってきた。入れ違う強面とぶつかりそうになる前にスス…と縮こまって道を開ければ、顔を見てア!)さっ…!おっ…!…(さっき同じテーブルにいた人じゃん、とガラにもなく掛けようとした声はどもって失敗サヨナラ~。)帆奈センパイ、なんかアンニュイ…?(哀愁さえ絵にする先輩をチラリ、☆♡の使い手である向こうの幹事にビビり散らかす着席は葛野の隣。派手は怖いが後輩なのでナメてたら)ひえっ!?何!?カワイイ顔で見たって歌わないからな…!?これだから美少女はムカつくんだよぅ…!!(と、ちょろくデンモクを受け取った。真顔のそれでも効果アリ。とはいえ石の裏在住に大勢の前で歌える度胸もなく選んでるフリしながら)あいみょんだと、なん、なんの曲知ってる…?(五十音順で出てきた歌手を話題の細い糸にして、近くの誰かと会話の努力。)
佐伯虎次郎 01/31(Sun)23:52 [84]
辛い食べ物にはクエン酸がいいらしいよ?たとえばお酢とか、そこにあるレモンとかかけると食べやすくなるかも。(というライフハックは辛党を幼馴染に持つがゆえだった。通好みのガパオライスに手を出そうとする猛者が今後いなくても、幼馴染の口の中には入るだろうからいい気もしたが。味覚を焼かれた人間への救済はしておいて。こつんと控えめに差し出された会話の糸口へ微笑みと共に応えた。)あいみょんだと、有名どころでちょっと申し訳ないけど、愛を伝えたいだとか、が好きだな。よかったら一緒に歌う?當麻さん。(はい、と2本のうち1本のマイクを渡してみたけれども。10000%遠慮されるだろうお誘いの行方は一晩の泡沫にて。)